開発日記

2022年6月 事業再構築補助金に申し込みました

事業再構築補助金の申請完了!

2022.06.29

事業再構築補助金の申請がようやく完了しました。

信金さんが驚くべき速さで確認書を作ってくれました。

1日で事業計画書は10回見直し。それから、ミラサポの決算書を見直し、添付書類を見直し、購入する資産一覧を見直し、収益計画の数字を見直し・・といったルーチンを今日は5回くらい繰り返しようやく申請に至りました。

本当に疲れました。

でも、この事業計画書の作成を通じて自分がやりたいプランが明確になってきたので、明日から補助金の採択結果を待たずに動くことができます。事前着手制度を使って明日からいろいろな機材を揃えます。補助金が採択されてもされなくてもこの新事業は実行します。

「売上が少ない場合」とか「つなぎ融資が下りない場合」とか「装置が完成しない場合」とか、いろいろなケースをシミュレートして、それでも自己資金だけで初めて黒字にできるプランなのです。もちろん補助金が出れば一気に拡大できます。補助金が出なければゆっくりですが拡大できます。

日本中の電子回路製造事業者の抱える緊急の課題を解決したいので、本気で急いで取り組みたい課題です。

信金の担当者さんは次回もありますというけど、次回じゃダメなんです。

Shinsei

#ああ、疲れた。

#どこかに、事業再構築補助金を自分で出した事業者さんのオフ会ないですかね。

事業再構築の会社情報や決算などの登録

2022.06.28

事業計画書の昨日指摘された事項を修正して、朝一で信金にもっていきました。

それから、これまで適当に入力していた会社財務情報などを修正することにしました。

財務情報の入力なのですが、「手形」とか「車両運搬具」の金額を入れるところがあります。0なのですが、こういうところを無記入で飛ばすのではなく、0と入れるようなのですね。

Ms1

あと、決算書とかのファイル名ですが、公募要項を読むとファイル名の形式が指定されています。

Filename

事業計画書は、"事業計画書(特殊電子回路株式会社).pdf"に、ミラサポで作った財務情報は"事業財務情報(特殊電子回路株式会社).pdf"にリネームするべきなのでしょう。あと、()は全角。意外と細かい。

困ってしまったのが、これ。

Kessan

決算書は、上のルールだと"決算書等(特殊電子回路株式会社).pdf"にしなければなりませんが、これだとファイル名に年度が入れられない。どうすればいいのかは明日聞いてみることにします。

国関係の申請では注意書きを隅々まで読む注意力が求められると聞いたことがあるので、そんな不毛な修正をしていたら、信金さんの本社から直接電話がかかってきて、事業計画書の修正すべき点について教えてもらいました。

さすが毎回40件も50件も通しているだけあって、ノウハウがたくさんあります。

ネットによく書かれている事業再構築の事業計画書の書き方のコツよりもはるかに多くの有益情報を教えてくれました。


事業計画書が添削されて戻ってきた

2022.06.27

今日の朝、信金さんから事業計画書が添削されて戻ってきました。

思っていたより早い!!

A4用紙4枚でいろいろ書かれていたので「これは!」と思ったのですが、内容は「実施体制は事業計画の具体的内容の章に移動したほうがよい」とか「求人する場合は具体的にどのメディアに出すか書く」とか、資金調達は表にするとか、事業計画書の形式的な書き方についてでした。

私の行おうとしている事業が成功しそうかどうかについては全く触れられていないのでもやっとします。

特電がお世話になっている税理士さんも認定経営確認機関で、半導体テスタについてもわかるそうなので、税理士さんにも事業計画書を送って見てもらうことにしました。

信金さんの確認書が間に合わなければ税理士さんのほうにお願いしようかと思います。


事業計画書を信金に持っていったら・・

2022.06.24

事業再構築補助金の事業計画書が書けたので、お世話になっている信金に持って行ったところ、

「いやー、私、半導体とか全然わからないんです。」

「この計画名の漢字、何て読むんですか?」

って言われてめげてます。

「本社でまとめて処理しているんで時間がかかるかもしれません。今年度はあと2回やることは決まっているし、1回で通る人は少ないですから」みたいなことを言われて、さらにめげました。

認定支援機関を別のところにしようかな。

今からでも確認書発行してくれそうなところはあるかな・・


事業再構築の事業計画書を書き始める

2022.06.17

X線検査装置とか外観検査装置とかの見積もりが出そろってきました。

一番安いX線検査装置を探したところ90万円。その上のランクだと280万円。さらに上だと500万、1000万・・

外観検査は500万円くらいからでしょうか。

高い。

これは、補助金を取らなければ買えませんね。

補助金の申請金額が1500万未満だと事業計画書を10ページにまとめないといけないのですが、1500万以上だと15ページまで許されるようなのです。ある程度機器を買うようなプランにしたほうがよいかもしれません。

で、ふと思ったのですが、半導体テスタのようなものを使って検査するだけではなく、自分でX線と外観検査までやってしまえばよいのではないかと。そうしよう。半導体の真贋検査の、X線も外観も電気的検査もすべて引き受けるような事業にしよう。


FPGA/CPLD真贋判定サービスに関するアンケートのお願い

2022.06.14

特殊電子回路では、世界を覆う半導体不足と戦うために、

「FPGA/CPLDに特化したIC真贋判定装置」を作り、 

FPGA/CPLD真贋判定サービス』を立ち上げ、

流通在庫のICを安心して使えるようにしていきたいと考えています。

 

先月末に完成した試作機でQFP100ピンとQFP144ピンであれば検査できるのですが、やはり、BGAの大きなICでも検査できるように、汎用的なICテスタの開発を進めていきたいと考えています。

さて、このような「IC真贋判定サービス」のニーズはあると思うのですが、

やはり気になるのは、納期と価格です。

 

バウンダリスキャンを用いた真贋判定というのは他に類を見ないものなので、どの程度の価格が妥当なのか、見当が付きません。

そこで、実際に半導体を使って組み込み機器の開発、産業用機器の開発をされている皆様の貴重なご意見を頂戴し、価格の決定をしていきたいと考えています。

アンケートフォームを作成しましたので、もし、お時間がございましたらご協力いただければ幸いです。

 

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeJfN4vL00qEHCPNl3VzpUonLLnUZK_BDRza5BV32trssjs9A/viewform

※Googleフォームで作成しています

アンケートの回答に要するお時間は5分程度です。

ご協力いただいた方には、アンケートの集計結果をお知らせさせていただきます。


事業再構築補助金の申し込みを考える

2022.6.1

真贋判定装置の試作器ができたので、これをBGAの大きいものに適用しようとすると、部品代だけで数百万円になることがわかりました。

何か適当な補助金はないかと思って探したところ、「事業再構築補助金」というのがあることがわかりました。

コロナ禍で売り上げが減っている→YES

既存の事業をベースに新しい事業にチャレンジする→YES

ということで、十分にやってみる価値はあるのではないかと思い、この6月は事業計画の策定に費やすことにします。

 

事業計画書というのを書かなければならないのですが、このページ数が

  • 補助金金額が1500万円未満だと10ページ以内。
  • 補助金金額が1500万円以上だと15ページ以内。

となっています。

半導体真贋判定のような一般的でない分野では説明が非常に大変なので、15ページは書きたい。

そういうページ数の制約から補助金金額は1500万円以上、つまり事業総経費が2200万円以上になるよう計画を立てる必要があります。

半導体の部品を購入したり基板を作りたいから補助金が欲しい、だと2200万円にならないので、X線検査装置とか光学検査装置とか、そういう設備をどんどん買っていくようなプランを立てたほうがよいでしょう。